高校受験を前に、部活を引退してからもそれまでと同じ食生活を続けていたら、ブクブクと太ってしまった。担任の先生との個人面談でも指摘され(笑いながらだったから冗談のつもりだったのかもしれないが)、母親からは「アメリカでは肥満だと管理職になれない」と言われ、内心傷ついたのがきっかけ。
私が実践したダイエットは、これまでよりも低カロリーを意識した食生活にすることだった。朝と昼は8枚切りの食パントースト(何もつけない)とヨーグルト(無糖)、グレープフルーツ1個のみにした。夕食は通常通りの食事だったが、母親が揚げ物を出さず、たいてい焼き魚か煮魚、副菜に煮物という感じだった。
朝と昼に関しては、トーストしたパンは意外と歯ごたえがあり、よく噛んで食べたので空腹感に襲われることはそれほどなかった。夕食も魚はあえて骨が取りづらいものにしてくれたので、身をいかに美しく取り出すかが楽しくて、魚の部位にも詳しくなった。自分の場合、特別にダイエット食にしなくても部活動をしていたときの食生活(1日5食おやつに丼の納豆ご飯)を普通に戻せば少しずつ痩せたのではないかと今となっては思う。
性格にもよると思うが骨付きの肉や魚の身がどこについていて、それを取り出すのが楽しみだという人にすすめたい。食事の時間もある程度かかるので、先に野菜などを食べてじっくり身を探す作業をし、きれいに骨だけが残ると精神的にも充実した食事だったと思える。逆に食事に時間を割きたくなく、骨を取るのが面倒な方には苦行でしかないので、おすすめしません。
例えばこれ1本で、というのもダイエットにはありだと思う。骨のしっかりついた肉や魚を器用に食べることにより、ちゃんと食事をしている気分を味わえるし、骨と皮だけになった肉、魚を見ると、せっかく食べられるために生まれてきたのだから、このくらいきれいに食べると成仏できるだろうと思える。
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